キレイに痩せるための理想のPFCバランスは一体どれぐらいなのか?
こんにちは。
代表の永田です。
ダイエットするためのカロリー設定について前回お話しさせて頂きましたが、ただカロリーにするだけでは効率よく落ちませんし、キレイなボディラインにはなりません。
そこで理想のPFCバランス(タンパク質、脂質、炭水化物)の配分量というのがありまして、今回わかりやすくお話しさせて頂きます。
一般的なダイエットするためのPFCバランスとして炭水化物が総カロリーの50〜60%、タンパク質と脂質がそれぞれ同じく20〜30%に設定すると良いとか情報がありますが、なかなかイメージしにくいですし、計算も大変ですよね!
うちのジムではお客様に指導する場合はこのような計算の仕方は行いません。
大事なのは1番太りやすい栄養素の脂質の量を必要最小限に抑えて体を作るタンパク質の量をしっかり確保することなので、炭水化物の量を導き出すのは最後になります。
まずダイエットが目的の女性の場合、私は1日の脂質の摂取量は30gから40gに設定しています。
脂質はもちろん大事な栄養素であり全くの0にするのは良くないですが、必要以上に摂るとカロリーを抑えても体脂肪が落ちにくいのでこれぐらいの必要最小限の量に設定します。
次にタンパク質は体重1kgあたり1.5gぐらい摂取するのがトレーニング効果を出したりキレイにやせるのには良いので80〜100gを確保してもらっています。
タンパク質は体を作る材料で、筋肉だけでなく、血液、骨、皮膚など全てを作る大事な材料で必要量を確保しないとトレーニング効果が出ないばかりか、疲労がたまり、貧血になったり、骨がもろくなるのでめちゃくちゃ大事です。
このようにまずは脂質の量を定め、必要なタンパク質量を確保し、最後に残りのカロリーから摂取可能な炭水化物の量が決まるということです。
例えば体重60kgの女性がダイエットする場合、 1日の摂取を1500カロリーに設定したとすると脂質は40gに設定いたします。
脂質は1g9カロリーとなりますので脂質だけで360カロリーとなります。
次に体のラインを整えながらキレイにやせるためにはタンパク質を1kgあたり1.5g確保したいので90gに設定します。
タンパク質は1gあたり4カロリーなのでこちらも360カロリーとなります。
したがって脂質とタンパク質の360+360の720カロリーを1500カロリーから引いた780カロリー分(780÷4=195g)が糖質を含めた炭水化物の量となります。
炭水化物195gは小さいおにぎり約5個分です。
タンパク質90gは鶏胸肉なら400g分に含まれています。
こう見ると脂質を必要最小限に抑えれば、けっこう食べることができるのがお分かりですかね?
繰り返しますがキレイに痩せたい場合、まずは脂肪を落とすのに最小量だけしかいらない脂質と体を作るのに必要なタンパク質の量を定めて残りの炭水化物の量を計算することが大事です!
ぜひ参考にしてください!